手術当日(入院43日目)
またまた多くのコメントを頂き、本当に嬉しいです!!
お一人お一人にお返事出来なくてごめんなさい。いまだバタバタしていまして携帯から投稿していますが、いつか必ず…本当にありがとうございます(*^_^*)
また退院までの様子も少しずつですがアップさせて頂きますね。
☆☆☆☆☆
手術前日の夜は良く眠れませんでした。
朝一番の手術(9時開始)なので、早朝から準備がめじろ押しです。
朝5時過ぎ、ウテメリンの点滴終了とともに、同じ血管を使って術前点滴の1本目が開始されました。(300ml)
同時に採血もしました。
点滴はものすごい勢いで落とされました。内容物はよくわからないのですが、手術で大量出血するので、血液の成分を意図的に薄くしておいて、出血で大量に流しても、勿体なくないようにするためらしいです。
これをもう1本打たなければならないのですが、手術までに間に合うのかな?
今日は絶飲食なのに朝食が届きました。手違いがあったとの事で、パン食はプレゼントとなり、だんな様の昼食になりました。
7時頃浣腸120ml。うう~っ我慢できないんですよね(^_^;)
トイレに向う途中で入院中同室だった方に声をかけられました。彼女週数が経ってすでに退院していたのですが、少し産気づいた為、病院にきたそうです。
再会できた事が嬉しいんだけど、お尻はもぞもぞっo(><)o…早々にお話を切り上げトイレに駆け込みました。
一本目が終わり、新しい血管を確保(手術用)し、二本目の点滴が始まりました。
うちの両親、お義母さん、だんな様の全員が揃ったのは8時半少し前。
手術前の最後のトイレも、そのあたりで行きました。
バスタオル2枚、ヌーベル1枚(手術後に使う腹帯)を用意し、サザンのCD、自己血2パックを持って、看護師さんと一緒にワンフロア上の手術部へ歩きで向いました。
だんな様以外は、もとのフロアで待機、だんな様も見送りが終わったら、もとのフロアで待つことになります。
もう逃げ出したい気持ちで一杯でした。
手術着に着替え、郵便局の荷物集荷窓口のような所に、昨日ご挨拶にいらした手術室担当の女性スタッフの方が待機されていました。
この方、と~っても優しい方で緊張感が和らぐのです。
その集荷台は高さが変わり、降りて来た所で台に横になりました。台はほんのり暖かかったです。
台が移動し、ストレッチャーに移り、運ばれて行きますが、手術室の数がものすごく多くて驚きました。
私の手術室は、廊下を2回右折した少し先にありました。扉に私の名前の紙が貼ってあったような気がします。
手術室はかなり広かったのですが、細部まで見渡す勇気はありませんでした。
でも、ちゃんとサザンがかかっていて嬉しかったです。
血圧計や心電図、鼻に酸素(えっ!?酸素はこれだけ?という簡単な吸入器)等が繋れました。
麻酔ですが、とりあえずは意識がある状態で進めるため、硬膜外麻酔、脊椎麻酔で行いました。
麻酔の針が背中に刺さる時、それほどは痛くはないのですが、とにかく怖かったです。
「(お腹の上から聞く赤ちゃんの)最後の心音ですよ」
立ち会った助産師さんがドップラー音を聞かせてくれました。心拍数174…赤ちゃんも多少緊張気味かも。
私の右耳横から温風が吹き出し、その音で術中の人の会話は聞こえにくい状態になりました。
赤ちゃん誕生まではさほど時間はかかりませんでしたが、後の止血・吸入処理は倍の時間がかかりました。
母子手帳の記録をみると、出血量は『多量』。羊水込みで1384mlだったそうです。
手術中に1パック目の自己血輸血が開始されました。
何度もダメかも…と思いつつ、なんとか意識も保ち手術室を後にしました。
分娩所要時間は37分。手術自体が終わったのは10時半過ぎでした。
手術室から出たあたりから、急に胃からみぞおちあたりが痛み始めました。
え?麻酔切れ?
と怖くなりましたが、ストレッチャーが進むにつれ、その痛みも、だんだんお腹の下の方に移動していくのがわかりました。
この生理痛みたいな痛みは…後陣痛??そうだ!そうに違いない。
痛いのに、子宮が戻っていくその痛みに、逆に安堵していました。生きている実感…痛みの原因が、切った事ではなく、自然な現象だった事…。
ワンフロア降りると、みんな待っていました。だんな様のおばあちゃんまで駆け付けてくれました。
赤ちゃんは未熟児室まで運ばれるまでのほんの数分、保育器越しに家族と対面できていたのでした。
なので、みんな第一声、「○○○(だんな様)にそっくりだったね!」というので、私の思い違いじゃなかった、良かった~とホッとしました。
部屋まで戻る間、顔見知りの病院職員のおばちゃんや介添えのお母さんにすれ違ったので、ベッド越しに挨拶しました。
だんな様がその様子を見て、
「なんだか主(ぬし)って感じだよなぁ」
と驚いたように言ってました。
部屋に戻っても引き続き術後の処理がたくさんありました。
点滴も何本打ったかわからないくらい次々と点滴棒に吊り下げられてゆきます。
(収縮剤、補液、鉄剤、抗生剤…)
そして自己血2パック目の輸血が開始となりました。その為に新しい血管を確保…するはずがなかなか上手く行きませんでした。
それにしても、後陣痛はかなり痛くて(今日使った麻酔や痛み止めは、後陣痛の痛みには効かないそうです)周期的に辛くなります。
それから血栓予防のためストッキングと、足にポンプが取り付けられました(手術前から)。このポンプの圧力がものすごく気持ち良かったです。
個室は日当たりがよく、昼下がりは温度が上がり、合わせて外の気温も異常らしく(夏日だったらしいです)
痛みと暑さで汗まみれになりました。氷枕を持って来てもらい、しのぎました。
一時間おきぐらいに看護師さんが出血具合と傷の様子、尿の出具合を点検に来ました。
出血がひどいようであれば、再手術して子宮摘出もあり得ると先生から伺ってましたので、ひどくならない事を祈ってました。
未熟児室にいる子供の写真を病院側でプレゼントしてくれて、時折眺めていました。(画像はその写真です)
夕方になり、はるか先生が病室を訪問して下さいました。嬉しかったなぁ。
夜、娘が来ましたが、導尿カテーテルの先にたまったおしっこ袋にびっくりしていました。
痛み止めは背中に注入し続けているため、傷の痛みは感じないものの、いろんな感覚が戻ってきました。
驚いたのと悔しかったのが床擦れ的びてい骨あたりのしびれた痛み…これがつらいっ!
後は、導尿カテーテルの感覚もちょっとわかったり、ずっと続いている点滴自体もきつかったです。
お尻のしびれで良く眠れず、看護師さんに体の位置をかえてもらって…明け方数時間眠りました。
お一人お一人にお返事出来なくてごめんなさい。いまだバタバタしていまして携帯から投稿していますが、いつか必ず…本当にありがとうございます(*^_^*)
また退院までの様子も少しずつですがアップさせて頂きますね。
☆☆☆☆☆
手術前日の夜は良く眠れませんでした。
朝一番の手術(9時開始)なので、早朝から準備がめじろ押しです。
朝5時過ぎ、ウテメリンの点滴終了とともに、同じ血管を使って術前点滴の1本目が開始されました。(300ml)
同時に採血もしました。
点滴はものすごい勢いで落とされました。内容物はよくわからないのですが、手術で大量出血するので、血液の成分を意図的に薄くしておいて、出血で大量に流しても、勿体なくないようにするためらしいです。
これをもう1本打たなければならないのですが、手術までに間に合うのかな?
今日は絶飲食なのに朝食が届きました。手違いがあったとの事で、パン食はプレゼントとなり、だんな様の昼食になりました。
7時頃浣腸120ml。うう~っ我慢できないんですよね(^_^;)
トイレに向う途中で入院中同室だった方に声をかけられました。彼女週数が経ってすでに退院していたのですが、少し産気づいた為、病院にきたそうです。
再会できた事が嬉しいんだけど、お尻はもぞもぞっo(><)o…早々にお話を切り上げトイレに駆け込みました。
一本目が終わり、新しい血管を確保(手術用)し、二本目の点滴が始まりました。
うちの両親、お義母さん、だんな様の全員が揃ったのは8時半少し前。
手術前の最後のトイレも、そのあたりで行きました。
バスタオル2枚、ヌーベル1枚(手術後に使う腹帯)を用意し、サザンのCD、自己血2パックを持って、看護師さんと一緒にワンフロア上の手術部へ歩きで向いました。
だんな様以外は、もとのフロアで待機、だんな様も見送りが終わったら、もとのフロアで待つことになります。
もう逃げ出したい気持ちで一杯でした。
手術着に着替え、郵便局の荷物集荷窓口のような所に、昨日ご挨拶にいらした手術室担当の女性スタッフの方が待機されていました。
この方、と~っても優しい方で緊張感が和らぐのです。
その集荷台は高さが変わり、降りて来た所で台に横になりました。台はほんのり暖かかったです。
台が移動し、ストレッチャーに移り、運ばれて行きますが、手術室の数がものすごく多くて驚きました。
私の手術室は、廊下を2回右折した少し先にありました。扉に私の名前の紙が貼ってあったような気がします。
手術室はかなり広かったのですが、細部まで見渡す勇気はありませんでした。
でも、ちゃんとサザンがかかっていて嬉しかったです。
血圧計や心電図、鼻に酸素(えっ!?酸素はこれだけ?という簡単な吸入器)等が繋れました。
麻酔ですが、とりあえずは意識がある状態で進めるため、硬膜外麻酔、脊椎麻酔で行いました。
麻酔の針が背中に刺さる時、それほどは痛くはないのですが、とにかく怖かったです。
「(お腹の上から聞く赤ちゃんの)最後の心音ですよ」
立ち会った助産師さんがドップラー音を聞かせてくれました。心拍数174…赤ちゃんも多少緊張気味かも。
私の右耳横から温風が吹き出し、その音で術中の人の会話は聞こえにくい状態になりました。
赤ちゃん誕生まではさほど時間はかかりませんでしたが、後の止血・吸入処理は倍の時間がかかりました。
母子手帳の記録をみると、出血量は『多量』。羊水込みで1384mlだったそうです。
手術中に1パック目の自己血輸血が開始されました。
何度もダメかも…と思いつつ、なんとか意識も保ち手術室を後にしました。
分娩所要時間は37分。手術自体が終わったのは10時半過ぎでした。
手術室から出たあたりから、急に胃からみぞおちあたりが痛み始めました。
え?麻酔切れ?
と怖くなりましたが、ストレッチャーが進むにつれ、その痛みも、だんだんお腹の下の方に移動していくのがわかりました。
この生理痛みたいな痛みは…後陣痛??そうだ!そうに違いない。
痛いのに、子宮が戻っていくその痛みに、逆に安堵していました。生きている実感…痛みの原因が、切った事ではなく、自然な現象だった事…。
ワンフロア降りると、みんな待っていました。だんな様のおばあちゃんまで駆け付けてくれました。
赤ちゃんは未熟児室まで運ばれるまでのほんの数分、保育器越しに家族と対面できていたのでした。
なので、みんな第一声、「○○○(だんな様)にそっくりだったね!」というので、私の思い違いじゃなかった、良かった~とホッとしました。
部屋まで戻る間、顔見知りの病院職員のおばちゃんや介添えのお母さんにすれ違ったので、ベッド越しに挨拶しました。
だんな様がその様子を見て、
「なんだか主(ぬし)って感じだよなぁ」
と驚いたように言ってました。
部屋に戻っても引き続き術後の処理がたくさんありました。
点滴も何本打ったかわからないくらい次々と点滴棒に吊り下げられてゆきます。
(収縮剤、補液、鉄剤、抗生剤…)
そして自己血2パック目の輸血が開始となりました。その為に新しい血管を確保…するはずがなかなか上手く行きませんでした。
それにしても、後陣痛はかなり痛くて(今日使った麻酔や痛み止めは、後陣痛の痛みには効かないそうです)周期的に辛くなります。
それから血栓予防のためストッキングと、足にポンプが取り付けられました(手術前から)。このポンプの圧力がものすごく気持ち良かったです。
個室は日当たりがよく、昼下がりは温度が上がり、合わせて外の気温も異常らしく(夏日だったらしいです)
痛みと暑さで汗まみれになりました。氷枕を持って来てもらい、しのぎました。
一時間おきぐらいに看護師さんが出血具合と傷の様子、尿の出具合を点検に来ました。
出血がひどいようであれば、再手術して子宮摘出もあり得ると先生から伺ってましたので、ひどくならない事を祈ってました。
未熟児室にいる子供の写真を病院側でプレゼントしてくれて、時折眺めていました。(画像はその写真です)
夕方になり、はるか先生が病室を訪問して下さいました。嬉しかったなぁ。
夜、娘が来ましたが、導尿カテーテルの先にたまったおしっこ袋にびっくりしていました。
痛み止めは背中に注入し続けているため、傷の痛みは感じないものの、いろんな感覚が戻ってきました。
驚いたのと悔しかったのが床擦れ的びてい骨あたりのしびれた痛み…これがつらいっ!
後は、導尿カテーテルの感覚もちょっとわかったり、ずっと続いている点滴自体もきつかったです。
お尻のしびれで良く眠れず、看護師さんに体の位置をかえてもらって…明け方数時間眠りました。